友達から襖の縁を直してほしいと依頼が。 数寄屋造りのエエ家でした。
庭に趣味のコケを植えて楽しんでると。
拝見した庭は手入れの行きとどいた見事なお庭。 大きな松を中心に、これまた大きな石をレイアウト。そこをコケが覆ってます。お庭の手入れも自分でしてるらしい。手間かかるね。好きじゃないと出来ひんね。
玄関の襖の縁が傷んでて・・
お客さんを迎える玄関がこれじゃ~って。
確かに傷んでるね。見た感じ、下地が寿命きてるな。
(写真の色がおかしい。。ご勘弁を)
一般的には襖換えの時も縁は取らないらしいね。
しか~し。
今回のミッションは縁の漆の塗り替えで、取らんことには仕事できん!
ナンギした。マジで。
木地が古いし、ボロボロに崩れそうやのにデッカイ釘を山盛り打ってあるし。
あ~とか、こ~とか・・・。。
なんとか外しました。
ようやく修復にかかります。
まずは傷んだ下地や、漆をとことんまで剥がします。剥がしかたが甘いと新しく施す下地が引っ張り上げて根こそぎ浮いてきます。そうなったらオーマイガット。
修復ならではの極めて地味で重要な作業。新品はこんな作業、必要ないもんね。そやねん。修復のほうが手間かかるねん。意外でしょ。
ちょちょっとしたらすぐ出来る。ってみんな思ってるねん。よっぽど状態が良かったら漆の塗り替えだけでエエ物もあるけど、大半はこんな状態になります。
上は剥がし作業前。下は作業後です。ほぼ木地。これが原状。パット見た瞬間、こ~なるな~って察しはついてたね。
さて。
友達からの依頼、気合い入れていくで!