松田 漆企画代表 松田 恭幸
1975年2月16日 | 京都に生まれる |
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1994年 | 漆塗り職人の世界へ入門(父に師事) |
2007年12月 | バチカンへ漆塗り祭壇「altar 漆」奉納。(バチカン諸宗教省対話評議会) |
2009年 3月 | 第2回京都文化ベンチャーコンペディションにて 京都府知事賞・近畿経済産業局長賞を受賞 |
同年 4月 | 松田 漆企画 起業 |
同年 8月 | きょうと元気な地域づくり応援ファンド支援事業認証 |
2010年 2月 | 上海万博の内装に携わる。 【日本産業館内、料亭「紫 MURASAKI」】 |
※2010年現在 |
我々が日常的に行っている漆塗りや金箔加工、蒔絵や彩色などの伝統工芸の技術を駆使した製品は 日常生活で目にすることが少なく、高級感や満足感と共に珍しさも感じることができます。
なぜ、古くから日本の伝統工芸として生産されていた商品が珍しく、
日常生活からかけ離れたのでしょうか。
それは私達の携わる伝統産業が既存の製品を継続して生産することにこだわっていたからです。
昔から変わらない意匠、生産工法を守ることにこだわり、
新しい取り組みに積極的でなかったことがその要因であると考えます。
その結果、「漆」や「金箔」といった“名称”ばかりがイメージを創り、
本来持っている伝統工芸の魅力は忘れられているように感じます。
長い歴史を持つ伝統工芸ですが、その魅力は“古くて新しい物”と言えるかも知れません。
私達は今まで培ってきた技術をお客様のニーズに合わせてアレンジすることで、
斬新で、価値の高い逸品制作ができると実感しています。
お客様のニーズを形にするための工夫は、私達職人が培ってきた知恵から、具体的な提案をいたします。
職人だからこそ可能な提案がお客様のご要望をカタチにします。
日常目にする小型の漆芸品制作ノウハウと、大型製品の漆加工はノウハウが大きく異なります。
当店は大型製品を早く、綺麗に仕上げるために漆加工の業界では珍しく機械設備を導入しています。
高品位を効率よく製作するために長年にわたり、試行錯誤を繰り返し、多くの経験を経た結果、
高品質の製品を、早く、綺麗に制作することを可能としました。
通常、漆加工は完全分業制のため、お客様が各職種を選定した上で個別発注するという 大変手間のかかるものとなっています。(したがって、そこには、漆加工についての知識と人脈が必要となります。)
当店は京都市内に工房を構えながら、分業制の中間となる職種(塗師)を担っています。お客様にかわり、京都在住の専門特化した職人チームへ発注し、効率よく製造することができます。 各職人の、得意、不得意を把握しておりますので、制作に最適な職人を選別して逸品から規格品まで格調高い製品制作をすることができます。 職人チームによる製品制作は高い結束力により、京都の漆工芸品として高い品質を創ります。
当店が仕上りのイメージや品質レベルに関してお客様とコミュニケーションを図り、 ご要望を具体化いたします。
私達の技術や知識によって洗練された空間を演出することができます。
お客様のこだわりを個別対応の製品製作によりカタチにします。
商業施設においては、来店客に高い満足感をあたえる店作りが、リピート率アップに貢献します。
結集客や話題性に大きく貢献した結果、伝統工芸の魅力も多くのお客様へ届けられること考えています。
魅力的な空間作りイコール伝統工芸の魅力発信と位置づけ、今日も全力で漆塗りです。